バンドプロデューサー

コンピュータミュージック

意美音

2006年10月23日

オブラディオブラダ対策

おはようございます、週末は日本シリーズ観戦のbp仕掛人です。

今日はコード検出のウラ話など。
コード検出の開発時にいろんな曲でテストを行い、これがどうなればよいのかというのは日々議論をしてきたのですが、我々を一番悩ませたのは、
ビートルズのOb-La-Di Ob-La-Daでした。
この曲は、ユッスー・ンドゥールさんがカバーされてCMソングでよく耳にしますし、知らない方はいないのではないでしょうか。小学生でビートルズ好きの娘を持つHP作成人が持ってきたのですが...

この検出結果のヒドイこと!face07

原因は、原曲のチューニングが思い切りズレていることでした。

ちなみに、原曲のコード検出結果画面はコレ。

(クリックで拡大)

この画面の右下に「ピッチのずれ: 23セント」とありますよね。23セントと言ったら、半音の四分の一ですよ。
これはなんとかせねばと、bpはこのピッチのズレを一度チューニングしてコード検出することにしたのです。
で、もうひとつ問題が。この画面でソフトシンセでコードを白玉で演奏してくれることは皆さんご存知のことでしょう。

なんと!
このとき、このソフトシンセも23セント上げて演奏しているのです!!
だから、原曲とミックスしても違和感なく聞こえるのです。原曲が23セント高いのに、重ねて鳴らすシンセがそのままでは聴くに耐えませんから~。

原曲をお持ちの方は試してみてください。
他の曲でも、「+4セント」などとズレている曲は、bpが補正しているんだなぁと思ってください。

ご意見お待ちしております
Posted by bp開発人b at 13:16 │ウラ話