バンドプロデューサー

コンピュータミュージック

意美音

2009年06月26日

MIDI編集を使いこなそう(4)

皆さんこんにちは、bp開発人bです。
このシリーズでは、BGM自動貼り付け機能で作った曲のコード進行に合わせたバッキングを作成していきます。
これまで、ドラム、ベースを作成してきました。今回はギターパターンを作成します。
ギターパターンは、前回作成したベースパターンから作成していきます。基本的な編集作業は、前回とほとんど同じです。
前回はこちら

ベースパターンのコピーとペースト
ベースパターンのMIDIオブジェクトをクリックして「Ctrl」+「C」キーを押します。続けて、「Ctrl」+「V」キーを押すと、元のMIDIオブジェクトの上に新しい、MIDIオブジェクトが重なります。これを別のトラックに移動します。


前回、前々回説明したとおり、音色をギターに変更 → MIDI編集ダイアログを開いてグリッドの設定 → 不要なノートの削除を行います。
今回は、前回よりも横軸を大きくしています。またグリッドも16に設定してあります。


コード進行は次の通りです。


リズムはこんな感じでいきます。


音符の作成1
ゲートタイムを、マウスで調整します。TAB譜の音符は、付点2分音符+8分音符ですが、実際に鳴らす時間は、付点2分音符+16分音符程度で良いと思います。


音符の作成2
まず、この音符を4拍目の裏の位置にコピーします。ノートをコピーしたら、右クリックして詳細設定を選択して、ゲートタイムを調整します。
16分音符は、ミュートなので、ゲートタイムは16分音符の1/8ぐらいにしてみましょう。
実際のゲートタイムは
480 ÷ 4 ÷ 8 = 15となります。
この短いノートを、16分音後ろの位置にコピーします。

※図の16分音符は、見やすくするためゲートタイムを30にしています。

ノートをダイアグラムの音程にコピー
bpは貼り付けたコードのダイアグラムも表示しているので、それに合わせたパターンにしましょう。
一般的なギターの開放弦の音程は次の通りです。
1弦→E3
2弦→B2
3弦→G2
4弦→D2
5弦→A1
6弦→E1
1小節目のダイアグラムと音程を1弦から順番に示します。

E3、B2、G2、D2、B1、E1

この音程どおりに、ノートをコピーします。「ド」の鍵盤には「C1」、「C2」など番号が書いてあるので、どこにコピーすればよいか簡単にわかります。


以下に2小節目から4小節のコードの音程を示します。

F3、D♭3、G2、E♭2、×、×


F3、C3、A2、D2、A1、×


F3、B2、G2、D2、B1、G1

それぞれノートをコピーしましょう。コピーが終わったら、編集内容を保存してください。


これで、4小節分のギターパートができました。

ドラム+ベース+ギターの試聴

次回はまとめとして、曲全体をお聞かせしたいと思います。

ご意見お待ちしております
Posted by bp開発人b at 17:00 │MIDI